尊敬するアクセサリー職人がいます。

シルバー製作の時点から、電動工具を一切使わず、『手』にこだわったものづくりをされています。
以前その職人が話していたことを、こっそりメモしていました。
忘れないためのメモは。
当時の想いの復習に使えます。
「彫金工具メーカー、問屋さん、キャスト工場。
まわりのプロと名のつく方ほど、『手づくり』でやってることに、驚かれます。
そういう人はまずいないんですよね、プロでは。
でも、古代エジプトではやってたんです。だから今もできる。大変だからやらないだけ。
誰もやらないことをやってるんじゃなく、やらなくなったことをやってるだけなんです。
便利さや効率を追求してないだけ。だから、これを変えたらやってる意味がないのです。」

改めて、プロの道具を揃えることがプロの作品を生むことではなく。
その製作にかける想いがプロ意識なのだと感じます。
今は手作りとか、ハンドメイドとか、作家さんとか。
そんなキーワードが様々なジャンルで注目される時代です。
しかし、プロ意識を持った方がつくる本来の『手づくり』に勝るものは無いと思います。
あとは受け取る側。
評価する側の価値観。
それが大切なんです。

長くなりました。
nuquite ROOM
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